ご支援下さる皆様へ
ご支援下さる皆様へのお知らせ †
いつもご協力ありがとうございます。おかげさまで暁光会もその運動の開始から50年を迎えようとしています。これも皆様のご支援の賜と厚く御礼申し上げます。
暁光会の運動は1956年フランス人神父ロベール・バラードによって始められました。その趣旨は貧しき者、社会的弱者を社会構造から切り捨てされる事無く、共に協力し合い生きていくという目的をもって始められました。廃品回収と分別とその売却で自らの為、より不自由な者の為の生活資本を得る収益活動は、どんな貧しい境遇に陥っても最初の一歩を踏み出せる、立場や差別を超えて誰でも携われる仕事として暁光会活動の開始当初から続いています。
バラックから始まった暁光会もお陰を持ちまして幾つかの居住の為の建物、作業場を備え不足無く暮らせております。しかし周囲を見回せば釜ヶ崎を中心として野宿者は増加し続けており、またこれらの高齢化も深刻な問題となっています。このような世情の中、どんな手をさしのべる事が出来るのかを課題としてこれからも活動を続けていきます。
活動支援品に付いて †
廃品という物も世情を反映して様々に分化してまいりました。再資源化、再利用に携わる者としてゴミ化しない循環資源となる事を理想としますが、そうはならないのが当今の現状です。複雑な工程、複雑な素材を用いて作られた物は再資源化にあたっても複雑な工程と高度な設備が要求されコスト的にも釣り合いが取れず多くがゴミになります。また製品として機能に問題の無いものでもその需要寿命の短さから再利用もままならない物が沢山あります。日用品、家電製品まで総じて使い捨ての傾向が強くなって来たと受け止めています。そのような中で古紙、鉄・非鉄金属、衣類及び雑貨品のリサイクルを主軸としながらも暁光会から出されるゴミも増加するばかりとなりました。そこでこの度各位のご理解とご協力をお願いしたくお知らせいたします。
古紙類に関する物
現在古紙問屋に於いて引き取りが出来ない物は和紙、古ボール、ビニールを貼ってある紙です。例として古ボールはティッシュの箱など、ビニールを貼った紙は艶やかな月刊誌の表紙などです。雑誌の表紙に付いてはこちらで処理していますので問題ありません。それ以外は古紙全般引き取る事が出来ます。
- これらは選別作業後売却し会の運営に充てられます。
金属類
アルミ、ステンレス、鉄、銅、真鍮など見た目で金属と分かるもので出来た物は全般的に引き取る事が出来ますが、スチール缶は引き取る事が出来ません。
- これらは分解選別作業後売却し会の運営に充てられます。
衣類・繊維類
現在引き取りが出来ない物に、紳士物の背広・コート、女性物下着・ストッキング、絨毯、布団、裁断された衣類・端布などがあります。紳士物下着は中古でも可ですが清潔感のあるものに限られます。それ以外は全般的に引き取れますが、あまり汚れた物は工業用ウエスにもならず引き取る事が出来ません。また汚物による汚れ、多量の動物の毛などの付着した物は再利用の出来る他の衣類も汚染してしまいますのでご注意下さい。
- 新品の物や状態の良い物はバザーなどで売却し会の運営資金に充てられます。
- 紳士物衣類は釜ヶ崎の野宿者支援に活用されます。
- 毛布は野宿者パトロール、越冬支援に使われます。
- 上記に適さない物は古繊維問屋に売却し会の運営に充てられます。売却された衣類は発展途上国の支援物資、工業用ウエスなどに役立てられています。
家具・家電製品
リサイクルに使えるものならば引き取る事が出来ますが、それ以外解体処分する事になるので有償になります。例としてスチール棚など解体したものが全て鉄くずに利用できるものなどは無償で引き取れます。状態によって異なりますので、回収員または電話にてお問い合わせ下さい。
日用品など
全般的に引き取る事が出来ます。
- タオル、石鹸、歯ブラシなどは野宿者支援に活用されます。
以上わがままなお願いですがご配慮頂ければ幸いに存じます。またご不明な点に付きましては下記までお問い合わせ下さい。
〒557-0061 大阪市西成区北津守4丁目4番44号 社会福祉法人 暁光会 大阪支部
電話 06-6562-0086 e-mail nobody@mail.gyokokai.org