チャンバー

1個目(TZR50かなんかのを流用)
2個目(YZ80、1T0かなんかのエキパイと引っ張りテーパーを流用)
・2個目の2
・3個目
・3個目の2
・3個目の3
YZ80のノーマル(1T0?)

チャンバー 寸法データ1 1T0純正 2X6純正 YGTキット50cc用

チャンバーその3の3
2J5のエンジンを搭載し、それに合わせて全長を伸ばしたもの。ストレート、コンバージェントコーンの寸法は2X6の寸法に合わせた。パワーバンドは8500(6500くらいからツキがでるが、実質8500くらい)からだが、短いものに比べるとつながりがスムーズで谷が軽くなる、というか意識しなくなった。パワーバンドではシンクロする気持ちよさが出ている。トルクが出ていてもエンジンが唸りが強いとかではなく、するすると車体が前に出て行く感じ。実はチャンバーその2と寸法がほとんど変わらない。
それとサイレンサー部に内径19mmのカラーを挿入して内径を絞ってある。応答がやや向上した感じ。テールパイプが長いが内径22mmでは抜けすぎなようだ。

チャンバーその3の2
写真は2-2との比較。YSRシリンダー排気ポート25.5mm用にストレートを45mm切り詰め、その分コンバージェントコーンを伸ばしたもの。2-2ではきれいに10000で伸びがとまるので、もう少し上を回るようにしたかった。伸びの点では期待通りだが、パワーバンドの入りの感じは2-2に劣る。
24mmに排気ポートを上げると、8000からパワーバンドに入るがその前に谷が出来る。

チャンバーその3
2X6のノーマル寸法を元に、コンバージェントコーンを初段のテーパーで切り詰めたもの。仕様は排気ポート24.3mmの時でパワーバンド8000から11000、あまり大きな変化がないのが困ったところ。背圧を高くする効果を狙った。どこが効いているのか、パワーバンドへのつながりがスムーズになったが、排気ポートを25.5mmにするとその効果は、7500からシンクロするチャンバー2-2のほうが良くなる。


チャンバーその2-2
No2では高回転で回らず、ストレートを35mm詰めたもの。シリンダーはYSR80で、排気ポートは上から24.3mmの位置で、パワーバンドは8000から11000くらい。25.5mmで7500から10000くらい。伸びきり感、シンクロ感(気持ちいい感じ)は25.5mmのほうが良い。
2J5では8500からパワーバンドに入るが、8000〜8500に谷が出来る。

 

チャンバー その2
 ミニトレ前期型ノーマルマフラーは付けた事がありませんが、後期型はノーマルマフラーでも3桁のスピードがでました。友人の話では前期型では回らなかったとのことで したが、形状が大きく変わった前期と後期で構造・容量とも大きな変更があったのでしょう。
 いきなりバラバラのYZ80Dかなんかのマフラー。なかなか性能の良いYZのノーマル、こいつのエキパイを利用する。

 このマフラーおどろく事に新品です、なぜこんなものが新品であったのか??。音の大きいマフラーでやっぱレース用ってやつだよな!と思っていましたが中にはかなりの消音対策がとられていて意外でした。

 コンバーに別室発見!!これで外寸から取ったデータはな〜んの役にも立たないことは決定的です。やはりカーボンらしきものは見当たりません。


 フリーのCADで書いた型紙から切り出しました。材料は解体したベルトコンベアのカバー。


 それを鉄火巻きの要領でまきまきします。うそです。


 厚さ1.3mmあればアーク溶接機しかなくともなんとかなり、もう少し上手ければ流して行けそうです。1.0mmで点付け即離、0.8mmでは一撃離脱しても穴が開き、すげぇいい女を見かけて声をかけてもどうにもならないのと同じ現象が発生しています。ちがいます。


 引っ張りテーパーの取り付け角度を少し変更して用意したストレートと反射テーパーを仮付けしました。ストレート径95mm長さ130mm、コンバー長さ180mm終端22mm。しかし摺り合わせるたびに狂い行く予定寸法‥。ま、出来てから考えりゃいいやね。


 80パーセント完成。アップタイプはヒートガードを付けないといけないので、どんなものにしようか思案中です。 これは知り合いの鉄工所で半自動をかりて溶接しましたが棒が1.2mmだったため溶かし込む事ができずに盛り上がりました。棒の送り速度に慣れてくると面白くなってきました。
 YZ80の寸法を模したのですが内部構造によって外形とは大きく違ったため全然違う物になりました。下から走り、上はあまり伸びませんでしたがスタイル的には気に入ってます。ストレートを詰めてみるといいかな?。 図面上ではだいぶ思案したんだけどね〜。

ちょっと考える

 しばらく乗ってみると、というか次の日なんですけど以外に上が伸びます。距離にして30kmくらい走るうちに排気音が変化しました。なぜなんだか。チャンバーも慣らさないと特性が出ないなんて事がありえるのかありえないのか、はてさて。
 チャンバーの長さについて考えてみました。長いと低回転、短いと高回転とおぼろげに思ってましたが一概にそうではなく、シリンダーの排気ポートの高さに大きく左右されます。排気ポートの低い低回転指向のシリンダーで高回転を回そうとすると短いチャンバーが必要ですが、排気ポートを高く開き出しの早いシリンダーでは同一回転数で長いチャンバーが必要になります。詳しい計算などありませんが、排気開き出しでは圧力である程度出て行くでしょうがダイバーで発生する負圧がかかって欲しいのは掃気ポートが開いている間で、その為には排気ポートが開き、掃気ポートが開く時には排気波がダイバーに達していなければなりません。掃気ポートが閉じた時に反射波が返って来るようにするにはそれ以前に排気波がコンバーに達していなければなりません。回転数あたりの開度と時間や温度による速度の変化があり、厳密に考えていこうとすると非常に難しく、さらに良い物を作って行こうとすればこの辺のデータの蓄積は必須になるでしょう。とはいえ適当に作っても速くなったりするのも面白い所で、わけわかんねぇけど速ぇえ、そんなのも2サイクルの面白さだろうと思っています。しかし、昔のキタコやハリケーンの"遅い"チャンバーもなんでそんなもの作ったのか出来たのか、不思議です。ひょっとしてチャンバーに見えれば良いという設計思想だったのか?!などと想像しています。

チャンバー その1
 仮組み
 車種不明で購入したチャンバーはどうやらTZR用デイトナ製か?ストレート100mm欲しかったので選びました。そのチャンバー部を利用し、エキパイはGT50後期の物です。排気ポートからダイバーまで250mm、冴えません。上まで回りますがパンチ弱し、下もっこり。音まったり。


 低中特性を改善しようとエキパイを280mmに、サイレンサーも加工。低中特性改善、まぁまぁ。思ってた形が現実になった喜びが上。これでいいかな?。


 よく見るとGT50のエキパイはフランジのところで口径31mmを29mm絞られている。組みたい一心で気にしてなかった!!。これはとてもイクないのでフランジを加工、といっても肉厚が無いので削る訳にいかず内径31mmのパイプで作成して溶接。まるで足枷が取れたようにびゅんびゅんです。低回転特性がキツくなったのでエキパイを20mm詰め260mmに。

 サイレンサーは隔壁タイプからストレートに抜くものに変更しました。元気ヨシ。モリシタRECYCLEPARTSのレッテルは、カラーコピーして糊で貼ってあります。 シャレです。

 エキパイ長260mm排気ポート側31mmダイバー開始39mmダイバー長270mmストレート径100mmストレート長100mmコンバー長175mm終端22mm。

YZ80ノーマル
 以前付けていた75〜77年くらいのYZ80のマフラー。低中回転とてつもなく元気ヨシ。頭打つのでモトクロだから低中と納得していたが大きな間違いらしい。YZ80は12000回転するはず、原因は主にリードバルブ、回転上昇が非常によくなるので限界がはっきり出たということでしょうか。音まで非常に元気良過ぎ。というかこれレース用バイクのマフラーです。でも厚めのチャンバーでストレートなサイレンサーの音は2サイクルらしくて非常によいです!。

 エキパイ長260mm排気ポート側32mmダイバー開始48mmダイバー長240mmストレート径95mmストレート長135mmコンバー200mm終端22mm。

 ストレートまで総じて太く、モトクロのチャンバーはエキパイからかなりテーパー付いていますが、それがパワーの秘密でしょうか?。次はこれをベースに作りたいです。YZ80やYSR80などのスタッド2本タイプのフランジはポン付けは無理ですが少々の 部品の作成で取り付けることが出来ます。もっと綺麗に作ってヤフオクで売ってみようか?。

 それ以外はYZ80のマフラーはポン付け出来ますが、テールパイプがそのままだとウインカーと位置が被るので、テールパイプを 角度を変えて付け直しました。
 この手のYZ80のマフラーでも2種類あることを発見。チャンバー終端にステーのあるものはミニトレのマフラー用ボルト穴と合いますが、年式によってサイレンサーにステーのあるものは固定できるように加工しなければなりませんね。

TOP