大阪市長 関 淳一殿

大阪市健康福祉局局長殿

大阪市ゆとりとみどり振興局長殿

2005126

 

大阪市西成区萩之茶屋289

旅路の里気付

釜ヶ崎キリスト教協友会

共同代表(秋山 仁、吉岡 基)

0666312720TEL/FAX

 

申し入れ書

 

 2005124日、名古屋市内にある白川公園で、野宿を余儀なくされている労働者のテント・小屋が一斉に撤去された事件は、我々の記憶にまだ新しいところです。この行政による、公園や路上からの野宿者追い立ての動きは、大阪市内においても、2005年に入ると、より一層強まってきています。野宿者を強制的に追い立てない(=居住の権利を守る)という事をぬきには、他のあらゆる人権は成り立たないと、釜ヶ崎キリスト教協友会では考えますし、大阪市においても、居住および生活の諸権利を守るという観点から、今越冬期における釜ヶ崎日雇い労働者及び野宿を余儀なくされている労働者の対策を実施される事を申し入れます。よって、以下の諸点の申し入れ事項について、20051220日まで文書で回答されるようお願い致します。

 

1)今年度の、大阪市の越年対策の具体的な内容についてお聞かせ下さい。

 

2)「退去勧告」について

 @2005年の10月に入ってから、大阪城公園・靭公園・西成公園では野宿生活を続けている労働者に対し、期限を切った「退去勧告」が文書で出され、多くの労働者は不安におののいていますが、まずこの事態について、どのように考えているのか答えてください。

 A次に、野宿を余儀なくされている労働者に対し、期限を切って、退去を強いることは、強制排除を行う事と同様、日本も批准している、国際人権規約社会権規約11条に明らかに違反し、又、国際法規の遵守を謳った、日本国憲法98条の2項にも違反していると考えます。この点についても、どのように考えているか答えてください。

 

3)夏期・冬期一時金について

 雇用保険被保険者手帳所持者に、毎年、支給されて来た、夏期・冬期一時金(ソーメン代・モチ代)が、この2005年からは、夏期一時金が支給されておらず、冬期一時金もその支給が危ぶまれています。「財政難」というのが、その不支給の理由の様です。いままで、湯水の如く、私達の税金を使い放題に使い、そのしわ寄せを、夏期・冬期一時金を支給しないというやり方で、弱い立場に置かれている、釜ヶ崎日雇い労働者に押し付けることは、許されない事であると、私達は考えます。ともかく、早急に、大阪市負担分の夏期・冬期一時金の支給を再開して下さい。そして、この件について、どの様に考えているか答えて下さい。

 

4)舞洲の自立支援センターについて

 現在、此花区の舞洲で、自立支援センターの建設工事が進められていると聞きます。具体的な成果を挙げ切れていない、自立支援センター事業の現状の中で、新たに、自立支援センターが設置されようとしている事について、私達は、深く失望の念を抱かざるを得ません。ともかく、今回の舞洲の自立支援センター事業の概要について答えて下さい。

 

5)高齢者特別清掃事業について

 1994年より、大阪府・大阪市によって続けられている高齢者特別清掃事業に登録している労走者には、いまだに月に2〜3回程度しか、仕事が回って来ない状況にあります。バブル景気が崩壊して以降、とりわけ高齢者に仕事がない中で、この高齢者特別清掃事業の継続及び拡大は、行政の最低限度の責務であると考えますが、この件についてどの様に考えているか答えて下さい。

 

以上、申し入れます。