出会いの家

 日本における高齢化の波は、釜ヶ崎では5年から10年先行していると考えられます。日本経済の底辺を支え、貢献し続けた日雇い労働者も高齢になり、働く体力が無くなり、日雇労働から外される現実は、今後いっそう多くなります。その結果、野宿を余儀なくされ、その日のおにぎり1個の事欠く状態に追い込まれます。「出会いの家」の使命として、今、目の前に倒れている人、倒れ掛かっている人々をそのまま見過ごす事は出来ません。釜ヶ崎では,高齢労働者の「仕事を」「寝るところを」「満足な食事を」求める声は、いっそう大きくなるばかりです。

 「出会いの家」では、人間らしい生活(野宿からの解放)をめざし、

1.

無料の宿泊(約100床分)

2.

お替り自由な栄養のある食事の無料提供

3.

野宿から自分の城への生活保護(居宅保護)のお世話(年間約300人ほど)

4.

病気の方、ケガをしている方、体の弱っている方々と個別に相談し、大阪市立更正相談所や福祉事務所へ本人と同行し、入院・施設・生活保護などの交渉をしています。

5.

「出会いの家」正面には「無料貸本コーナー」もあり、多くの労働者が喜んで利用(1日300〜400冊)してくれています。

 こうした従来の活動に止まらず、釜ヶ崎の労働者の地位向上、更には自立・自存がどうすれば可能かを、皆さんと一緒に考え実現の方向を模索し続けるのが「出会いの家」の役割と考えます。

 「出会いの家」はバックもなく、個人的に運営している為、経済的にいつも圧迫され自転車操業を余儀なくされています。

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