聖フランシスコ会
ふるさとの家
(高齢の日雇労働者の家)

 長引く不況や雇用形態の変化により釜ヶ崎の日雇い仕事が減少し、特に高齢労働者は全く日雇い仕事に就けていません。そのため、泊まる所もなく、野宿を強いられながら、新聞(1キロ5円)や段ボール(1キロ4円)、アルミ缶(約70個で1キロ100円)を昼夜集めて生計をたてる労働者も多くいます。1日必死で集めても500円〜800円位にしかなりません。厳しい生活の中、医療も受けられず、満足に食事も摂れず、体力は弱っていきます。夏は暑さで倒れ、冬は寒さで凍死する労働者もいます。また寝ているところを襲撃されて殺されたり、大怪我をする事件も毎年起こっています。

 皆が寝静まった夜にアルミ缶などを集めて働き、不安の中で野宿を強いられる労働者達に正午〜夕方6時までふるさとの家を開放しています。ひとりぼっちになったり、バラバラになったりしないことを願って、仲間同士の交わりの場として運営しています。反失連の行政交渉などの時にはみんなと参加します。

1階

・炊事室ではインスタントラーメンを作って食べることがで  きます。
・相談室ではいろいろな生活の相談ができます。また必要とされる方には衣類を手渡しています。
・談話室では60歳以上の労働者がお茶を飲み、休憩したり、互いに話ができます。

2階

・納骨堂では身寄りのない方の遺骨(約100柱)を安置しています。
・ともの広場では年齢に関係なく労働者がお茶を飲み、休憩したり、互いに話ができます。仕事に備えて散髪もできます。

 ふるさとの家は、抑圧され、差別され、人権を奪われた人たちの側に立ち、弱い立場の人が本当に大切にされる社会を目指しています。誰もが野宿をしなくてよくなるようにと願い日々活動しています。

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