関西キリスト教都市産業問題協議会釜ヶ崎委員会
KUIM

 釜ヶ崎に、拠点を持たない運動体の特色を生かして、KUIMは、釜ヶ崎日雇労働者・野宿を余儀なくされている労働者の生存権を、少しでも確立していくために、裁判支援や釜ヶ崎医療連絡会議のメンバーとして福祉や医療の問題に対する取り組み等を、続けています。
 裁判支援の取り組みとして、KUIMが、いま、具体的に取り組んでいるのは、釜ヶ崎炊き出しの会代表の稲垣浩さんと労働者Aさんの裁判です。この2人の裁判支援をKUIMが行うようになったのは、2004年12月2日、稲垣浩さんが、西成警察署に対して、講義の演説を行っていた際に、1人の労働者がケガを負い、このケガを、稲垣浩さんと労働者Aさんが共謀して負わせたという事でこの2人が、不当にも逮捕された事件が契機でした。
 警察の意図としては、傷害事件にかこつけて、稲垣浩さんが、30余年続けてきた釜ヶ崎の運動を潰して行こうというのが、真の狙いであったと言えます。今回の事件は、明らかに、思想・運動に対する弾圧であり、今後も、出来る限り、この2人の裁判を支援して行かねばと考えています。
 この裁判支援と並行して、釜ヶ崎医療連絡会議のメンバーとして、福祉・医療の問題にも取り組んでいます。
 釜ヶ崎の福祉を巡る状況についてですが、不況が長引いているという事もあり、従来に較べると生活保護は受け易くなっていますが、生活保護費そのものを、切り詰めようという動きもその一方で、同時進行しています。今後の動きは予断をゆるしませんが、これからも、釜ヶ崎医療連絡会議のメンバーとして、日常的に、福祉や医療の問題に取り組んで行かねばならないと考えています。
 ともかく、各公園や路上で、野宿を余儀なくされている労働者が、自らの人生を、自らの意思で切り開いて行く生き方を尊重して行く事を、活動の軸に据えて、KUIMとしての釜ヶ崎での歩みを、これからも続けて行きます。

(おおたに)

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